今すぐできる!低気圧不調に効果的なセルフケア
低気圧不調は、日常の小さな工夫で和らげることが可能です。ここからは、自律神経を整え、症状を軽減するためのセルフケアを具体的に紹介します。
【1】睡眠の質を高める
自律神経を整えるためには、睡眠でからだをしっかりと休めることが大切です。寝室の照明を落としてリラックスできる空間を整えたり、就寝前のスマートフォンの使用を控えたりして睡眠の質を高めましょう。
また、ラベンダーやカモミールといったリラックス効果のあるアロマを取り入れると、自然に深い眠りへ導いてくれます。
【2】適度に運動する
有酸素運動やストレッチなどで筋肉の緊張をほぐし、血流を促進することで症状の軽減が期待できます。運動には幸せホルモン「セロトニン」の分泌を促す効果もあり、ストレス解消にもつながります。
運動は継続して取り組むことが大切です。たとえば、天気のいい日は散歩をし、天気の悪い日は室内でできるストレッチやヨガをするなど、無理なく継続できる運動を行いましょう。
【3】温冷交代浴をする
交感神経と副交感神経の切り替えを助ける方法として、温冷交代浴も効果的です。温冷交代浴のやり方は以下のとおりです。
<温冷交代浴のやり方>
(1) 40℃のお湯に3分程度浸かる
(2) 湯船から出て、足に30℃の水を30秒程度かける
(3) 3回程度繰り返す
温水と冷水を交互にからだにあてることで、血管の収縮と拡張が繰り返され、自律神経が整いやすくなります。
ツボを押す
低気圧不調にはツボ押しも効果的です。おすすめは「百会(ひゃくえ)」です。
耳の上に手のひらの付け根を当てて、両手で頭全体を包み込んだときに中指が当たる位置にあるツボです。からだや頭の緊張をほぐし、自律神経を整える効果が期待できます。ツボを押す際は、呼吸を意識しながら、頭を包み込んだ状態で中指で押しましょう。