低気圧が自律神経に負担をかける!低気圧不調のメカニズム
自律神経は、からだを活動的にする交感神経と、休息状態にする副交感神経の2つからなり、両者がバランスをとりながらからだのさまざまな機能をコントロールしています。血圧も自律神経がコントロールしており、気圧の変動にあわせて血管の収縮・拡大を調整しています。
気圧の変化を感知するのは、耳の奥にある内耳です。内耳にある三半規管などからなる前庭器官は、平衡感覚だけでなく、外界の気圧変化を脳に伝える役割を担っています。通常、気圧が下がると内耳のセンサーが刺激を受け、それをもとに自律神経が血管を収縮や拡大させて血圧を調整します。
しかし、気圧の変化に対して内耳が過剰に反応すると、自律神経が乱れやすくなるのです。その結果、交感神経が優位になり、頭痛やめまいなどにつながります。