毎日食べたくなる、季節に寄り添ったごはんを、「薬食同源(食べることは心と体を育む)」の考え方をもとに料理を提案する、料理家の李映林さん、コウ静子さん親子に教えてもらいました。今回は、"えごまスープのそば粉スジェビ"のレシピです!
そば粉、えごま、野菜で体を労わる素朴な献立に
「〝スジェビ〟とは韓国のすいとんのことで、わが家の定番料理のひとつです。生地は小麦粉で作ることが多いですが、私が育った済州島ではそばの実を料理によく使うので、今回はそば粉で生地を作るレシピをご紹介します。
さらにスジェビのスープは、香ばしい風味で栄養価も高い〝えごま〟をだし汁で溶きのばし、滋味深いおいしさに仕上げました。
使用するだし汁は、旨みが強い〝煮干しだし〟がおすすめ。だしのとり方は、煮干し15gの内臓を除いて水4と1/2カップに浸し、冷蔵室でひと晩おきます。だし汁を煮干しごと鍋に入れて熱したら、煮立たせないように約10分煮てからこしましょう。風味のいいだしは、料理を何倍にもおいしくしてくれるので、ぜひお試しください。
主食のスジェビがもったり濃厚な口当たりなので、副菜には野菜のみずみずしさが味わえる1品を。蒸しなは韓国だれを和えずしかけ、ジューシーな食感を生かしましょう」
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