Q&Aのコーナーがスタート!
あらかじめ募集した質問に答えてもらうコーナーがスタート。ファンのみなさんの目線で寄せられた質問はどれも気になるものばかり。この貴重な機会に興味深いお話がたくさん聞けました!
Q.いい役から悪い役まで様々な役を演じられていますが、演じ分けのコツや意識していることはありますか?
A.今まで様々演じてきましたが、「こうしよう」と思ったからと言ってすんなり変わることはできないじゃないですか。僕は体の使い方や外見に気をつかうようにしています。この方がどんな人生を送ってきたのか、生きてきた生き様を考えると「おそらくこの人はこう歩くだろう」とか、「こういう姿勢やこう言うジェスチャーを取るだろうな」と思って演じていくと自然と気分が変わっていきますし、声も変わっていきます。なので僕は体を通してそういう問題を解決しようと努力しています。例えば、普段半ズボンを履いて歩いているときと正装をしているときで気分が違うじゃないですか。それと同じようなものです。
ドラマ「ヴィンチェンツォ」では、韓国最大の法律事務所の代表役を演じた。Netflixシリーズ「ヴィンチェンツォ」独占配信中
――このように役づくりして特に印象に残っている役はありますか?
みなさんがたくさん愛情を注いでくれたドラマ『海街チャチャチャ』(2021年)のオ・ユン役では衣装にすごく気を使いました。家で色々と考えて衣装チームと相談して、あのイメージを作り上げていきましたね。
Q.どんな大ヒットドラマにも必ずというほど登場している名バイプレーヤーのチョ・ハンチョルさんですが、「この俳優には敵わない」と思う俳優さんや、憧れている俳優さんは誰ですか?
A.演技は戦いではありませんので勝ち負けというのはないのですが、僕自身がとても尊敬していて憧れているのはチェ・ミンシクさんです。みなさんご存知ですか? いくつかの作品をご一緒しましたが僕が本当に尊敬をしている先輩です。スペクトラム(領域)が本当に広い俳優さんなんです。例えばちょっとみすぼらしい屋台にいるとそれがぴったり似合うし、格式ばった場に行くとそれもぴったりと似合う。日頃からそういうところに自然と馴染む方なんです。見かけはちょっと怖そうに見えるかもしれませんが(笑) 新人さんにも優しいですし面倒見良い方なんですよ。
悪役を演じるときは、自分が演じる悪役にも愛情を持つのだそう。Netflixシリーズ「ヴィンチェンツォ」独占配信中。
Q.今まで演じた中で自分に一番近いと思う役は?
A.どのようなキャラクターを演じていても、人間というのは自分の中にいろんな姿を持っているじゃないですか。なので僕自身もどんなキャラクターを演じているとしても僕自身が持っている様々な姿のなかの何かを取り出してそれを使っているんですね。なので、ほとんどが僕自身に似てると思います。ですが、ドラマ『四季の春~恋めぐる僕らの季節~』で演じたキャラクターは僕からちょっと遠いかなと思いますけど(笑) ドラマ『となりのMr.パーフェクト』で演じた父親役は僕が家にいるときの感じですね。
娘が「世界一のトッポッキ」と称賛する、軽食店を営む父役では、娘想いのやさしい雰囲気が印象的。
Netflixシリーズ「となりのMr.パーフェクト」独占配信中。
――娘さんがいらっしゃいますが、娘さんにあの様にスイートなお父さんなんですね?
娘よりも僕の方がスイートだと思います。僕はハグとかしてあげたいんですけど、させてくれないんです。僕のことをすごく苦しめるんです。(笑)