これまでは肩書きや評判や財産を両肩に背負って、額に汗しながら歩んできました。
しかしいつまでも「重き荷を背負うて」歩き続けることはできません。
何か一つだけ携えるものを選ぶとしたら……それは「健康」です。
心も体も軽やかに物にとらわれない人生は、健康なくして成し遂げられません。
健康は病院に行って薬を飲んで手に入れるものではありません。
お金を出して買うものでもありません。
日々の暮らしの中で「便利だけど体を弱らせるもの」「おいしけれど体に悪いもの」を切り捨てて、本当に必要なものだけを大切にすればいいのです。
それこそ年を重ねてこそ似合う、大人の装いではないでしょうか。
先人の知恵に学びながら、若い人たちを引っ張っていくような「素敵なあの人」になれる人生を今日から目指してゆきましょう。
がん専門医医学博士 南雲吉則
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