晩夏から秋に役立つ大人のシャツコーデについて、黒田知永子さん×池田奈加子さんが対談【隔月連載／黒⽥知永⼦さんが着る「素敵なあの⼈の⼤⼈服」】

旬なスタイリストが提案し、黒⽥知永⼦さんが着こなす新しい⼤⼈世代の装いをお届けする隔月連載、『黒⽥知永⼦さんが着る「素敵なあの⼈の⼤⼈服」』。今回は、スタイリスト池田奈加子さんを迎え、秋のシャツの着こなしについてお話を伺いました。

晩夏〜初秋のスイッチはシャツに限る！ が結論

黒田さん（以下敬称略）　気温はまだ暑いけれど、気分は秋めいてくる初秋って、なにを着るか悩みますよね。そんなときこそ、シャツやブラウスの出番！ と私は思っているのですが、どう思いますか？

池田さん（以下敬称略）　私もそう思います。９月初旬って、朝晩は涼しくても昼間は暑かったりして、そんな時期に頼れるのがやっぱりシャツなんですよね。袖をまくれば涼しく着られるし、羽織りにもなるし、万能！

黒田　そうそう、たとえば白シャツひとつとっても、最近は素材やデザインが本当に豊富ですよね。昔より選択肢が増えて、私もいろんなタイプを楽しむようになりました。

池田　スタンダードカラーにするかバンドカラーにするかだけでも、ぐっと雰囲気が違ってきます。さらに身幅や、素材感、丈の長さなどでも印象がガラッと変わります。お気に入りの1枚があれば、それだけで着こなしの幅が広がりますよね。

黒田　今回の撮影でもいろいろな種類のシャツを着られて楽しかったです。

池田　シャツが持つ上品さをベースに、ボーイッシュなパンツやモードなスカートを合わせたり、パールやヒールでレディな要素をプラスしたり、テイストをミックスした着こなしを考えてみました。シャツ1枚あれば5パターンくらいは着まわせるので、いろんなスタイルを楽しんでほしいです。

ボウタイつきのジャカード織のシャツは女性らしい小物でアップデート

シャツ（ボウタイ付）¥38,500／デパリエ（デパリエ 伊勢丹新宿店）、デニムパンツ¥42,900／ニードバイヘリテージ（ゲストリスト）、靴¥178,200／ピエール アルディ（ピエール アルディ 東京）、ピアス（右耳）¥410,300、ピアス（左耳）¥187,000／ともにレポシ（レポシ日本橋三越本店）

「いま注目のボウタイつきのシャツを、今回はボーイッシュなデニムに合わせてみました。デニムのラフな雰囲気に合わせて、タイはネクタイ風にアレンジ。カジュアル一辺倒だと、大人は野暮ったく見えてしまうことがあるので、ポインテッドトゥのパンプスなど、レディな要素をひとさじ加えて、上品に仕上げるのがポイントです」（池田）