素敵世代は要注意!不眠が深刻化すると高まるリスク
「たかが睡眠」とあなどってはいけません。睡眠不足や睡眠障害が悪化すると、命に関わるリスクにつながることもあります。
■生活習慣病
睡眠不足は、血糖値や血圧をコントロールする自律神経やホルモンバランスに悪影響を及ぼします。その結果、高血圧、糖尿病、高脂血症などの生活習慣病を引き起こし、悪化すれば脳梗塞や心筋梗塞につながることも。
■認知症
アルツハイマー型認知症の原因物質とされている、アミロイドβやタウタンパク質。これらの物質は眠っている間に脳外に排出されます。睡眠不足になるとその機能が正常に働かず、認知症を悪化・促進させることに。
■不安、うつ状態
たまに睡眠不足を感じるくらいなら、日中の眠気やちょっとした疲労感くらいで済むかもしれません。しかしそれが慢性的になると、精神的な疲労が蓄積します。結果、不安感が強くなったりうつ状態に陥ったりする場合も。
■過食
不眠になると、食欲をコントロールするホルモンのバランスも崩れます。食欲増進作用のあるホルモン・グレリンが増え、逆に食欲を抑える働きのあるホルモン・レプチンが減り、過食傾向が高まることがわかっています。
イラスト/植松しんこ 構成・文/平井薫子
※素敵なあの人2025年10月号「60代こそ睡眠が大事 素敵世代の”よい眠り”の作り方」より
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