東京から電車で一本、約1時間半。海も山も近く、昔ながらの温泉街の風情と新しい感性が調和する町、それが湯河原です。
渓流のせせらぎ、アート、美味しいごはん、そして温泉。日常からふっと離れて、心と体をゆるめてくれる「大人女子旅」にぴったりな1泊2日の湯河原時間を満喫した、にいみりささんのレポートです。今回は前編をお届けします!
目次
1日目:風にゆられる渓流沿い、湯河原の自然に包まれて
駅舎から感動が始まる湯河原駅
湯河原駅の改札を抜けた瞬間、目に飛び込んでくるのは、ダイナミックな木組みの天井。これは建築家・隈研吾さんによるデザイン。燕が飛び交う開放的な空間から旅の始まりです。駅前には手湯もあり、温泉地らしいおもてなしに心がほぐれます。
湯河原駅
隈研吾氏設計の駅舎 木の温もりがあたたか
湯河原駅全景
ゆがわらの手湯
迫力の滝にパワーをもらう──不動滝
駅前からバスに揺られ、落差40メートルの「不動滝」へ。バス通りから少し奥に入るだけで、真夏の暑さが嘘のようにひんやり。水量も豊富で轟音とともに落ちる滝のエネルギーを浴びました。
不動滝
出世大黒尊が滝の右手に祀られています
バス停から滝への入り口
小さな滝にも名前がある──だるま滝
「不動滝」から渓流沿いに少し降ると石が“だるま”のように見える小滝「だるま滝」に出会えます。小さな存在なので、見落としがち。探してね!
だるま滝。勢いのある渓流で見逃しがちですが、小さくて可愛い滝です。
渓流沿いを約9000歩近く、歩いていました。
不動滝から渓流沿いをそぞろ歩くだけで癒されます
湯河原の歴史を感じる風景。風情があります。
渓流の音に導かれて万葉公園へ
「落合橋」バス停前の橋を渡り、湯河原惣湯の玄関テラスを右に見ながらトンネルをくぐると、そこはもう「万葉公園」。
落合橋を渡ります
「玄関テラス」の大階段前で
真っ暗なトンネルですが・・・
トンネルの先には滝が!
トンネルを抜けた先に現れるのは滝!赤いアーチ橋と滝と渓流が描く日本の夏の風景。せせらぎと蝉の声、木漏れ日が心を癒す空間で、時間を忘れてしまいそう。ところどころに置かれたベンチで景色を満喫!このまま、渓流沿いに上がっていくと、日帰り温泉施設もありますよ。
赤い橋と、滝と緑がまぶしい。
小道は整備されていてお散歩にぴったり
渓流沿いにある休憩所
水流が豪快です
湯河原惣湯 玄関テラスで、ランチと猿ファミリーに遭遇
万葉公園を散策した後は、「湯河原惣湯 玄関テラス」でランチを。
ピザやホットサンド、湯河原みかんジュースを楽しみながら外を眺めると…なんと野生の猿が大家族で次々と、木々を渡る姿が!自然と人が共存する湯河原ならではの光景です。
さらに…振り向けば2階の柵の上を堂々と歩く1匹の大きな猿を発見!外に出て見ようとしたら、スタッフの方に「近づかないでください」と制止されました。どうやらこのあたりではお猿さんがときどき現れるらしく、スタッフの皆さんは慣れっこ。でもその堂々っぷり、どうやら常連のようです。
玄関テラス前のデッキで
玄関テラスの1階はギャラリーにもなっています
モダンな作りの玄関テラス外観
モダンな作りの玄関テラス外観
滝を臨むカウンターでランチ
本日のお宿:御宿 瑞鷹(おやど ずいよう)
全38室、和モダンな佇まいの旅館。お部屋には内湯や温泉ジャグジー付きテラスもあり、贅沢なひととき。絶景を眺めながらのウェルカムシャンパンと、選べる浴衣で気分が高まります。
宿のロビーラウンジ
チェックインではウエルカムシャンパンを
湯河原のお菓子も
お部屋のテラスで。温泉ジャグジーがあります
お部屋からテラスをみたところ
【宿泊情報】
御宿 瑞鷹(おやど ずいよう)
神奈川県足柄下郡湯河原町宮上683-25 TEL:0465-63-7888
後編では、歴史的な名所やアートと庭園を楽しめる美術館などまだまだ紹介しきれない訪れるべき場所をご紹介します!
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