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素敵なあの人 2025年12月号

素敵なあの人 最新号

2025年12月号

2025年10月16日(木)発売
特別価格:1780円(税込)
表紙:萬田久子

素敵なあの人 2025年12月号

公開日:

【60代ヘルスケア】つらい「耳鳴り」はなぜ起こる?原因3つとセルフケア3選をご紹介!【薬剤師監修】

「最近、耳の奥で“キーン”という音が止まらない」「金属音が聞こえる気がする」——そんなお悩みはありませんか? 日常生活のなかで、ふとした瞬間に気になる「耳鳴り」。

今回は、そんな耳鳴りに悩む人へ、原因とともに、無理なく毎日の生活に取り入れられるセルフケアや漢方の活用法をご紹介します。

「耳鳴り」が起こる原因は?

「耳鳴り」が起こる原因は?

耳鳴りとは、外から音がしていないのに「音が聞こえる」状態を指します。耳鳴りは気になり始めると不安感を誘い、心まで疲れてしまうことも。まずは、その原因を探ってみましょう。

【1】加齢による聴覚の変化

年齢とともに、内耳にある音を感じる細胞「有毛細胞」が徐々に老化し、音を正しく脳に伝える力が弱まりやすくなります。すると、脳は少なくなった音を補おうとして、あたかも「音が鳴っている」かのような信号を作り出すことがあります。これが、耳鳴りの原因のひとつです。

こうした状態は「加齢性難聴」と呼ばれ、加齢に伴う自然な変化として起こることが多い耳鳴りです。

【2】自律神経の乱れ

女性ホルモンの一種であるエストロゲンが減少し、自律神経のバランスが乱れやすくなることも、耳鳴りの原因のひとつです。

とくに、女性の場合、更年期以降はエストロゲンの分泌が大きく減少します。さらに、ストレスや疲労、睡眠不足などが重なることで、自律神経のバランスが崩れやすくなります。

自律神経が乱れると血流が滞り、耳の周囲の神経が過敏になることで、耳鳴りがあらわれるのです。

【3】生活習慣病や薬の影響

高血圧や糖尿病などの生活習慣病があると、内耳への血流が悪くなり、耳鳴りを引き起こしやすくなります。

また、治療で使われる薬のなかには、アスピリンや一部の抗生物質のように、耳鳴りの副作用を引き起こすものもあります。気になる場合は、かかりつけ医に相談し、薬の種類や用量の調整について確認するといいでしょう。

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この記事を監修したのは

山形ゆかりさん

あんしん漢方薬剤師 山形ゆかりさん

薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。病院薬剤師として在勤中、食養生の大切さに気付き薬膳の道へ入り、牛角・吉野家他薬膳レストランなど15社以上のメニュー開発にも携わる。

症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。

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