女性に多い尿もれの種類と特徴
腹圧性尿失禁
膀胱にかかる腹圧に耐えきれず、尿道がゆるんで尿がもれてしまう状態です。原因は、骨盤を支える「骨盤底筋」のゆるみ。この筋肉には、尿道を締めたりゆるめたりして排尿をコントロールする働きもあるため、ゆるみがあるとくしゃみをしたときなど、腹圧がかかると尿もれが起きます。
切迫性尿失禁
膀胱が過剰に反応してギュッと収縮する過活動膀胱の状態で、膀胱に尿がたまっていなくても突然強い尿意を感じます。冷水にふれたときなど、なにかの刺激によって起こることも。原因ははっきりしないことも多く、若年層にも出ることがあり、頻尿も症状のひとつです。
教えてくれたのは
女性泌尿器科医 佐藤亜耶先生
医学博士、日本泌尿器科学会認定専門医。日本大学医学部を卒業後、同大泌尿器科などで研鑽を積み、2019年に女性と小児に特化した「自由が丘ウロケアクリニック」を開院。女性特有の悩みに寄り添う診療を行っている。
文/諸井まみ〔TEAM H!〕
※素敵なあの人2025年9月号「技術の進化でQOLが向上 尿もれケアの最新ニュースをお届けします!」より
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