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年を重ねて似合うもの 60代からの大人の装い 素敵なあの人Web

素敵なあの人 2025年9月号

素敵なあの人 最新号

2025年9月号

2025年7月16日(水)発売
特別価格:1740円(税込)
表紙:結城アンナ

素敵なあの人 2025年9月号

公開日:

【宮沢氷魚さん×加賀まりこさん対談 後編】「自分のキャラクターを窮屈に感じたり、爆発したくなるときも。殻を破りたい欲があります」と話す宮沢さんへの加賀さんのアドバイスとは?

ストッパーを外すと楽になる

加賀 アメリカで育ったの?

宮沢 サンフランシスコで生まれて、すぐに帰国し、幼稚園からインターナショナル・スクールに13年通って、18歳のとき、アメリカの大学に行きました。

加賀 大学で冒険した?

宮沢 中古車を買って、アメリカのロード・トリップをしました。ヨセミテ国立公園で野宿をして、朝起きたら食料が全部なかった……なんてこともありました。熊の通り道だったらしく、食料をとって行ったのに僕は気づかずに寝てて(笑)。

加賀 逆に目が覚めてたら危なかったかもしれないね。

宮沢 ですよね。それから大学3年生のときにアメリカの大学から東京の大学に編入しました。いま思えば、高校まで男子校だったので、女の子との会話の仕方がわからないまま大学生活に入っていったんですよ。

加賀 へえー、そんなことになっちゃうもの?

宮沢 そのころは、なんだかかっこつけてしまって、素を見せなかったですね。なかなか弱さをさらけ出せなかったんだと思います。

加賀 いまも、ストッパーはいらないのよ。「裸で歩け」って言ってるわけじゃなくて、これから生きていくうえで強い人になってほしい。あなたがストッパー外すのを見たいね。

宮沢 はい。加賀さんは撮影の現場で、思ったことや気になったことをずばりおっしゃる。それを見ていて、すっごく気持ちがよかったんです(笑)。僕も思ったことは、言っていかなきゃいけないと思いました。

加賀 現場では大事なことだと思うよ。それを理解してくれる現場かどうかは、1か月も経てばわかるからね。

宮沢 今回の『しあわせは~』はとてもいい現場で、ストレスがなくて、楽しくて。

加賀 私も毎日、撮影に通うのが楽しかった。氷魚くんに気持ちよくやっていただけて、よかった。安心した(笑)。

撮影/ 下村一喜 スタイリスト/庄 将司(宮沢氷魚さん)、飯田聡子(加賀まりこさん) ヘア&メイク/KUBOKI〔aosora〕(宮沢氷魚さん)、野村博史(加賀まりこさん)  文/小西恵美子

※素敵なあの人2025年9月号『まりこサロン Vol.15 俳優:宮沢氷魚さん×加賀まりこさん』より
※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください。

俳優加賀まりこさん

Profile 加賀まりこさん

俳優。1943年東京・神田生まれ。高校生のときにスカウトされ、映画デビュー。類のない美しさと高い演技力で、映画、テレビ、舞台などで俳優として活躍。映画『泥の河』や『麻雀放浪記』、NHK大河ドラマ『毛利元就』『江~姫たちの戦国~』など出演作多数。近年も映画やドラマなどオファーが絶えない人気ぶり。

Profile 宮沢氷魚さん

1994年生まれ。アメリカ・カリフォルニア州サンフランシスコ出身。主な出演作に、映画『his』『騙し絵の牙』『ムーンライト・シャドウ』『エゴイスト』、ドラマ『コウノドリ』『偽装不倫』『ソロモンの偽証』、舞台『ピサロ』など。現在、NHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』に出演中。

撮影/ 下村一喜 スタイリスト/庄 将司(宮沢氷魚さん)、飯田聡子(加賀まりこさん) ヘア&メイク/KUBOKI〔aosora〕(宮沢氷魚さん)、野村博史(加賀まりこさん)  文/小西恵美子

※素敵なあの人2025年9月号『まりこサロン Vol.15 俳優:宮沢氷魚さん×加賀まりこさん』より
※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください。

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