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素敵なあの人 2025年9月号

素敵なあの人 最新号

2025年9月号

2025年7月16日(水)発売
特別価格:1740円(税込)
表紙:結城アンナ

素敵なあの人 2025年9月号

公開日:

【60代ヘルスケア】「歯周病」は全身の健康に影響も!60代から始めるオーラルケア3選をご紹介!【薬剤師監修】

「歯茎の腫れが気になる」「歯茎から出血する」などのお悩みがある場合、それは歯周病のサインかもしれません。歯周病は放っておくと歯を失う原因にもなるため、早めの対処が重要です。この記事では、歯周病の原因や影響、60代の方でも無理なくできるセルフケアについて解説します。

60代の「歯周病」の原因とは?

日頃のケアも影響!60代の「歯周病」の原因

歯周病は、日々のケアはもちろん、年齢を重ねることによるからだの変化も影響して起こります。まずは、歯周病の主な原因を見てみましょう。

【1】誤った口腔ケア

毎日の歯みがき、きちんとしているつもりでも、じつは歯周病の原因になっていることがあります。

たとえば、歯と歯のすき間や歯と歯茎の境目に磨き残しがあると、そこに細菌がたまり、歯石や炎症の原因になります。同じ場所ばかり磨いたり、歯ブラシのサイズが合っていなかったりすると、磨き残しが起こりやすくなるのです。

さらに、硬すぎる歯ブラシや力を込めたブラッシングで歯茎を傷つけてしまうことも、歯周病につながります。

【2】ホルモンバランスの変化

加齢によってホルモンバランスが変化すると、口腔内の健康にも影響します。

女性ホルモンのエストロゲンには血流を促進する働きがあり、加齢により分泌量が減少することで歯茎の血流も悪くなってしまいます。

さらに、エストロゲンは骨密度の維持や唾液の分泌にも関係しているホルモンです。歯を支える歯槽骨が脆くなったり唾液の分泌量が減って細菌を洗い流す機能が低下したりして口腔内の環境が悪化し、歯周病につながりやすくなります。

歯周病による影響

歯周病による影響

歯周病は、初期のうちは痛みがほとんどないため、自分では気づきにくいものです。

ですが、歯茎の腫れや出血、歯肉が下がって歯が長く見えるといった症状があらわれたら要注意。進行すると、歯槽骨が溶けてしまい、最終的には歯が抜け落ちることもあります。

さらに、歯周病菌が歯茎から血管に入ると、狭心症や心筋梗塞、脳卒中、糖尿病などの病気につながることもあります。歯周病菌が喉から気管に入ると気管支炎や肺炎などを引き起こすこともあるため、放置せず早めのケアが大切です。(※1)

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教えてくれたのは

中田早苗さん

あんしん漢方薬剤師 中田早苗さん

デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。病院薬剤師を経て漢方薬局にて従事。症状を根本改善するための漢方の啓発やアドバイスを行う。

症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。

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