12年前に経験した先輩と、昨年〜今年に手術を受けた3名が、眉下切開までのプロセスから術後の感覚まで語り尽くします。きれいごとだけじゃないリアルな本音は、治療を考えている人にとっての金言になるはず!
病院の選び方、ダウンタイム、仕上がり満足度……
経験者4名赤裸々TALK
(右上から時計回りに)昨年手術したライター片岡えりさん(自由診療)、今年2月に手術した読者・大西直実さん(保険診療)、昨年手術した読者・山口こず恵さん(保険診療)、12年前に手術したPR会社代表・山内㐂代子さん(保険診療)
目のプロである眼科ではなく手術に長けた形成外科を選択
片岡さん(以下敬称略) 夕方になるとまぶたが開きづらいと感じるくらいで、機能的に大きな問題はなかったんです。でもまぶたがたるんで余ったせいで二重が四重くらいのシワシワになったり、左右差が出たりして、見た目のお疲れ感が気になるようになってきて。知人の経験談と仕上がりの自然さがピカイチな「アヴェニュー六本木クリニック」と決めていたのでカウンセリングを受け、自由診療で眉下切開の手術を。皆さんは保険診療で眉下切開ですよね。
山口さん(以下敬称略) 以前から私を悩ませていた逆さまつ毛が眼瞼下垂で悪化し、視力も落ちてきました。額の筋肉で目を開けるため頭痛がひどく、鎮痛剤を飲む頻度も増えてきて。そろそろタイミングかな、と昨年秋から名古屋の人気クリニックを何軒もまわってカウンセリングを受け、納得できた「西堀形成外科」に決めました。
大西さん(以下敬称略) 私は5〜6年前から軽度の眼瞼下垂と言われていたのですが、メスを入れることに抵抗があって。でも夜になると指でまぶたを引き上げないとスマホが見られないなど、日常生活に支障も出始めたので決断しました。仕上がりを重視し自由診療でもいいと思ってカウンセリングを受けた銀座の「芦屋美容クリニック」で、この症状は保険適用になると言われ保険診療に。
山内さん(以下敬称略) いまと違って12年前は眼瞼下垂の情報がなくて。ある週刊誌の特集を読んで、頭痛や肩こり、目の開けづらさは眼瞼下垂という病気であることがわかったというわけです。当時PRを担当していた江戸川区の「慶友形成クリニック」の蘇雅宏院長に相談したら、眼科で手術をするとトラブルが多い、形成外科のほうが仕上がりは安心、とアドバイスしてもらい、即決。腕のいい院長のおかげで手術はあっという間でした。
片岡 当時、眼瞼下垂の治療をできるクリニックが少なくて、有名な病院はカウンセリングが半年待ちと言われていましたよね。いま、私のまわりは手術をした人、迷っている人がとても多いんです。
大西 インスタグラムで眼瞼下垂の手術をしたい、と投稿したら、ここがよかった、ここはイマイチだった、私も探している、とコメント欄が盛り上がり、関心の高さを感じました。50代後半からは多かれ少なかれまぶたが下がっているので、皆さん興味を持っているみたい。
片岡 とはいえ、仕上がりに違和感のある著名人も。難しくない眉下切開も、不可逆な手術だから失敗したら……という不安はありますよね。
撮影/天日恵美子 文/片岡えり
※素敵なあの人2025年8月号『60代が気になる老化現象No.1 眼瞼下垂治療の正解を教えます!』より
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