製品名に入っていたり、セールスポイントとして特記されていることの多い美容成分名。エイジングケアに注力したい素敵世代が、化粧品を選ぶ際の指標として知っておきたい美容成分を、美容ジャーナリスト倉田真由美さんが長年にわたり化粧品開発に携わってきた次田哲也さんと一緒に熟考しました。今回は、マルチなエイジングケア成分としてポピュラーなビタミンCをご紹介します。
【おさえておくべき美容成分】高い抗酸化作用でシミや毛穴を集中攻撃!「ビタミンC」
効果が期待される場所/表皮など
パッケージ表示名(カッコ内は医薬部外品表示名)/アスコルビン酸(アスコルビン酸)、アスコルビン酸Na(L-アスコルビン酸リン酸エステルナトリウム)など
ビタミンCの働き
美肌のためのみならず、健康のために、食事やサプリメントで積極的に取り入れている人が多いビタミンC。その歴史は古く、およそ100年前、長い航海中に新鮮な野菜や果物を摂ることができなかった船員たちの間で壊血病が蔓延した際の解決策として発見されました。人間の体内では作れないものですが、高い抗酸化作用や、紫外線ストレスによる抗炎症作用、メラニン産生を抑制する働きにより、当初は美白成分として注目されていました。
その後、コラーゲン産生効果もあることがわかり、マルチなエイジングケア成分としてポピュラーな存在に。熱や光に弱く、水溶性成分であることから肌への浸透性も低いため、化粧品にはビタミンC誘導体という形で配合されています。
編集部おすすめコスメ
①有効成分ビタミンCが徹底的な美白効果を発揮
高濃度ビタミンC(ビタミンC誘導体)をはじめ、保湿成分・クマザサ水を独自のバランスで配合した薬用美白美容液。美白効果に特化したアプローチで、日焼けによるシミ・ソバカスを防ぎます。薬用ホワイトレディ(医薬部外品) 30㎖ ¥3,960/ハーバー研究所
②すっとなじんで、毛穴やごわごわ肌をなめらかに
安定した状態で肌にビタミンCを届けるビタミンC誘導体を配合。ポツポツと目立つ小鼻の毛穴やごわごわ肌をなめらかに。プチプラだから惜しみなくたっぷり使えるのも魅力。セザンヌ 薬用クリアセラム(医薬部外品) 30㎖ ¥990/セザンヌ化粧品
③独自の新技術により、肌内部までぐんぐん浸透
高浸透ビタミンCを独自のカプセル化技術によって、安定したまま肌の奥まで浸透させることに成功。とろみのあるリッチなテクスチャーで、内側から肌の明るさと透明感を引き出します。 VC100エッセンスローションEX 150㎖ ¥5,390/ドクターシーラボ
④高濃度のビタミンCが大人の悩みにマルチに効く
ピュアビタミンC(アスコルビン酸)を10%という高濃度で配合。高い機能性がありながら、肌に負担をかけにくい医薬品レベルの安全性も担保し、毛穴、ハリ、シミ、肝斑、シワなど、あらゆる悩みにアプローチ。オバジ C10 12㎖ ¥4,400/ロート製薬
撮影/相沢千冬 文/倉田真由美
※素敵なあの人2025年8月号「素敵世代がおさえておくべき 美容成分総ざらい」より
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