暑くてファンデーションを塗るのすら億劫だという日が、正直あります。でも大丈夫! 日焼け止めと口紅さえ塗っていればどうにかなるんです。
そこで、口紅〝だけ"でも素敵見えするひと工夫を山本浩未さんに教えてもらいました。
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唇の〝山谷"をくっきりと強調させるだけ!
上唇がふっくらと見えて、鼻の下の間伸び感がなくなります
60代に入ってからは特に、メイクをしない日でもリップクリーム〝だけ〟はこまめに欠かさずつけている、と山本浩未さん。
「唇は、顔の中でも特に乾燥が目立ちやすいパーツです。乾いているとシワシワとしぼみ、色もくすむので、まるで〝ドライフルーツ〟のよう。唇を潤わせてみずみずしく見せるだけでふっくらとし、表情に正気が戻ってくる感じがするんです」
そして、暑くてメイクをしたくない、すっぴんに日焼け止めだけ塗って出かけたい日は、色つきのリップや口紅をサッと塗れば顔が華やぐ、とも。
「究極の話、唇がふっくらとして血色がよかったら、それだけで顔全体がいい感じに見えるんです。すっぴんでシミやくすみがカバーできていないとしても、顔の中に血色感があるおかげで、あまり気にならなくなります」
そこで口紅をサッと塗る際にできる、ちょっとしたテクニックを教えてもらいました。
「いま、若い人たちの間で『M字リップ』という唇の形が流行っています。上唇の山谷を強調して、アヒルの口ばしのように輪郭を〝M〟型に描くんです」
もともとアヒルのような口元は、童顔に見える、あどけない色気が宿るといった理由でブームになったもの。
「実は、大人がこれを取り入れるとすごくいいんです! 大人になると上唇が薄くなり、鼻の下が伸びたように見えるため老けた印象を与えがち。それをピンポイントでカバーできるんです。しかも、唇の山谷の部分だけなら、多少大胆にはみ出し気味に塗っても不自然にならないんです。ナチュラルだし、とってもおすすめです」
簡単なのに、驚くほど口元の印象が若々しくなるこのひとワザ、ぜひ試してみてください。