60代の素敵世代は「なかなか痩せられない」と悩む人が多い世代。素敵世代のダイエットのキーワードは「基礎代謝」。そこで、普段の生活に取り入れやすいよう、体温が上がる状態を作って代謝をアップ。体温と代謝には密接な関係があり、体温が1℃上がれば代謝量が約12%も増えると言われています。体温を上げる対策をすることで代謝量をアップできるのです。
体温が上がる状態を作り代謝量をアップ
体を温めながら筋肉を増やし脂肪を減らす
「体温が上がることで代謝が活発になり、消費エネルギー量が増えます。体温が高い状態をキープすることで、痩せやすい体になるのです。60代女性の体は冷えやすいですが、その原因は筋肉量が少ないこと、そして筋肉のまわりに蓄積された脂肪です。脂肪はそれ自体が冷たく、熱が伝わりづらくて温まりにくい組織。体温を上げて代謝量をアップするためには、体の内側と外側から体を温めつつ、筋肉量を増やし、脂肪を減らしていくことが必要になります」
【Keyword】「温活」
体の中と外から温度を上げる
体温を上げるには、まずはストレートに体を温める“温活”がおすすめです。内側からのアプローチと外側からのアプローチ、どちらも意識することで効果が高まります。体温が上がるのは一時的でも、習慣化することで基礎代謝量が上がっていき、痩せやすい体になっていきます。
温かい食事と温かい服装を心がけて「心拍数を上げて末消の血管まで体温を行き渡らせる」
心拍数を上げるのが大切で、それは体を温めることにもつながります。心拍数が上がると血行がよくなり、末梢部分まで血流が行き届きます。体温は、血液にのって運ばれるもの。そうして体の隅々まで熱が行き渡った結果、全体の体温が上がるのです。
血行をよくして体のすみずみまで温める「体の外側から温める」
ストールや腹巻きなどで、首、手首、足首、おなかを冷やさないようにしましょう。また、温かい飲み物を飲んだり、唐辛子やしょうがなど温め作用のある食材を摂ったりするのも◎。入浴も効果的。夏は冷房のきかせ過ぎや冷たいものの摂り過ぎに注意し、湯船に浸かりましょう。