疲れが抜けない朝、風吹さんは甘酒を愛飲しているそう。脳のエネルギー源となるブドウ糖をはじめ、必須アミノ酸や食物繊維、ビタミンB 群、ミネラルなどの栄養素をバランスよく含むことから、いまや“飲む美容液”とも言われています。最近のお気に入りは、トマトを使った甘酒でした。
完熟トマトと米と米麹だけ。飲んで農業を応援!
熊本の阿蘇神社へ初詣に行ったときのこと。
参道に並ぶ露店に、ひときわ元気なお兄さんたちがいました。楽しそうに商品を売っている様子がとても素敵でのぞいてみたのが、「とまと甘酒」との出合いです。たいていの甘酒は、少し甘さがたまるような感覚があるので、すりおろしたしょうがを入れることが多いのですが、「とまと甘酒」は甘さがありながらも、トマトのほのかな酸味のおかげでさっぱり。とても飲みやすいんです。
原料は米、米麹、完熟トマトの果汁だけ。アルコールは含まないのでいつでも飲めるし、シンプルにおいしくて気に入ってしまいました。
手がけているのは、露店での元気な姿が印象的だった「阿蘇農業男児」の皆さん。脱サラして新規就農した方々で、いまではトマトの生産量は西日本ではトップクラスだそう。実がやわらか過ぎて流通には向かないけれど、「いちばんおいしい」という完熟トマトを味わってほしいという想いから、とまと甘酒が誕生したそうす。
仕事に誇りを持ち、農業を盛り上げるべく頑張っている彼らの熱意を、飲むことで応援できたらと思っています。