ここ数年の夏は体温以上の気温になることも多く、エアコンが欠かせない日が続いています。しかし電気代も気になるもの。つけっぱなしorこまめに消す?ドライ運転or冷房?などどちらが節電になるのか、さらにエアコンのより効果的な使い方について、家電のプロフェッショナルであるテックマークジャパン 本多宏行さんに教えていただきました。
目次
ドライ運転と冷房の効果的な使い分け方
湿度が高く不快なときに、ドライ運転と冷房運転のどちらを使うべきか迷った方は多いのではないでしょうか。
「どちらも『空気中に含まれる水分を室外へ放出する』という運転方法であることは同じです。しかし、ドライ運転は設定された湿度まで下げることを優先します。一方で冷房運転は設定温度まで下げることを優先します。
雨の日などに洗濯物を部屋干しして、湿度が上がってしまった場合にはドライ運転が良いですが、暑さを感じる日には冷房運転がおすすめです。ドライ運転は空気がカラっとしますから、喉を傷めやすい方も冷房運転の方がいいですね。
ドライ運転と冷房運転の電気代の違いですが、ドライ運転の方が電気代は安いです。冷房運転の「温度を下げる」動きのほうがエアコンへの負荷は大きく、その分電気代もかかるためです。
ただ、直近10年以内くらいに発売された国内メーカーのエアコンではドライ運転と冷房運転の電気代に大きな違いはなくなりつつあります。熱中症で体調を崩される方の数も増えています。暑さを感じる日には取り返しのつかないことになる前に、迷わず冷房を使用してくださいね」(本多さん)
エアコンの冷房運転の設定温度=28℃ではない?
エアコンの設定温度は何度が適切なのでしょうか。目安にしたいのが、環境省が推奨する「夏季の室内温度は28℃」だそう。
「ただし、エアコンの設定温度を28℃にすれば良いという意味ではありません。あくまで室内の温度が28℃になるようにエアコンの設定をしましょうということなので、お部屋の広さや住居の断熱性能の違い、エアコンの性能によって調整をする必要があります。そのためにはお部屋に温度計を設置して確認しながら設定温度を変更していきましょう。
温度計はできるだけ部屋の中心付近に置くと最も良いです。しかし、お部屋の配置的に中心部が難しい場合もあるかもしれません。あまり厳密になりすぎる必要はありませんので、できるだけ中心部に近い場所に置くようにするといいですね」(本多さん)
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