まぶたがたるんで下がる60代は、ほとんどの人が眼瞼下垂予備軍に。今回は、12年前に経験した先輩と、昨年〜今年に手術を受けた3名が、眉下切開までのプロセスから術後の感覚まで語り尽くします。きれいごとだけじゃないリアルな本音は、治療を考えている人にとっての金言になるはず!
経験者4名赤裸々TALK
(右上から時計回りに)昨年手術したライター片岡えりさん(自由診療)、今年2月に手術した読者・大西直実さん(保険診療)、昨年手術した読者・山口こず恵さん(保険診療)、12年前に手術したPR会社代表・山内㐂代子さん(保険診療)
術後1週間はパンチドランカー。 手術を公言してストレスを回避
片岡 大西さんと山口さんはSNSでダウンタイムも公開しましたよね。
大西 ビフォア&アフターだけだといいイメージしか残らないけど、現実はそんなに甘くないから。私はかなり腫れたし、まぶたの内出血がどんどん落ちてきて目の下にも広がり、1週間後の抜糸までダウンタイムがありました。メイクは10日後から。仕事をしている人は1週間休みを取ったほうがいいと思います。
山口 手術の翌日、夫のつき添いで病院に行ったのですが、殴られた跡に見えるので「眉下切開のオペです」と看護師さんに説明し続けました。
大西 術後はガンガン冷やして、枕を高くして寝る。抜糸後は温めると治りが早くなるようです。
片岡 私は当日は腫れがほとんどなく、このままいけるのでは?と思ったけど朝起きたらパンチドランカー。2日後はさらに腫れましたが、「手術したので驚かないでね」と公言して仕事に臨みました。抜糸のときはメガネでごまかせるレベルに。
大西 切る範囲も違うからダウンタイムもそれぞれですよね。私はいまもまぶたの黒ずみが残っています。
片岡 仕上がりでいうと、左右の二重が揃ったのが嬉しい。昔の自分に戻してあげることが大事と言っていた寺島先生の言葉どおり、印象はまったく変わらず。ただ、面長の私の小さな誤算は、まぶたが狭くなった対比で頰が間延びして見えること。あと、眉の下を切るので細い下がり眉になりメイクが難しくなりました。
山口 わかります!私も人生初のぱっちり二重でメイク迷子に。
大西 私は眉と目の間が狭くなったうえにまぶたの色素沈着で暗く見えるから、ブラウンのアイシャドウは使わなくなりました。下地でくすみを補正し、カラーレスのパールで明るく見せています。20年前に入れたアートメイクの目尻のラインがピン!と上向きになったのは想定外。
山口 逆さまつ毛や頭痛がなくなったし、目も大きくなって私はネガティブな要素はありません。100%やってよかった。眼瞼下垂の手術をしたことを隠さず公言することも大事かも。その結果、印象が変わったとまわりも理解してくれるので、整形疑惑を払拭できます(笑)。
大西 SNSの反応は「私もやりたい」など好意的な意見が8割。「前のほうがよかった」という声が2割。親しい友人からも、奥目になったせいで目が小さく見えると言われました。でも目が楽に開いて快適だし、やってよかった。後悔はなし!
山内 私は右のまぶたが落ちてきたから、そろそろ二度目の相談に行こうかな、と考え中です。
片岡 皮膚はまたのびるから、効果は永久ではないんですよね。手術は3回までできると寺島先生から聞きましたが、とりあえず10年くらいは快適な状態が続きそうですね!