リーズナブルな屋台や夜市など、外食文化も盛んな台湾の料理は、滋味深く家庭的な味わいが魅力! 身近な食材や調味料を使って作れる現地のおいしさを再現できるレシピで、家にいながら台湾の味を堪能しましょう。今回は、濃密な焼きいもで作ったやわらかな“さつまいも餅”がポイントの小豆スープです。
【芋圓紅豆湯(ユーユェンホンドウタン)】さつまいも餅の小豆スープ
台湾では弾力のあるもっちりとした食感が大人気。濃密な焼きいもで作ったやわらかな“さつまいも餅”と、素朴な甘さの黒糖しょうがスープは相性抜群です。
材料(2~3人分)
- 焼きいも…正味100g
- A[しょうが(薄切り)…2~3枚、水…2カップ、黒砂糖…40g]
- B[白玉粉…30g、片栗粉…10g、砂糖…大さじ1]
- ゆで小豆(市販品)…適量
作り方
【1】鍋にAを入れて混ぜ、強めの中火で熱する。混ぜながら煮立たせ、黒砂糖が溶けたら火を止める。粗熱を取って保存容器に入れ、冷蔵室で2~3時間冷やす。
【2】焼きいもは皮をむいて小さめのボウルに入れ、マッシャー(またはフォークの背)でつぶす。
【3】別のボウルにBを入れてゴムべらで混ぜ、水大さじ1と1/2~2(分量外)を様子を見ながら2回に分けて加え(a)、そのつど手でなじませながら、白玉粉の大きい粒がなくなるまで混ぜる。2を加えて(b)なじませながら(c)、表面がなめらかになるまでこね、まとめる(d)。
a
b
c
d
【4】生地を2等分にする。1切れを直径約1.5㎝の棒状にのばし、2㎝幅に切る(e)。残りも同様に作る。
e
【5】鍋に湯を沸かして4を入れ、浮いてきたら2分ほどゆでる。氷水に取って冷やし、水気をきる。
【6】器に5、1を適量ずつ盛り、ゆで小豆をのせる。
料理/小堀紀代美 撮影/宮濱祐美子 スタイリング・取材・文/中田裕子
※素敵なあの人2025年7月号「おうちで楽しむ。台湾料理」より
※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。
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