サッとひと塗りするだけで、顔の印象が明るくなったり、華やかさやこなれ感を演出したり、リップのメイク効果は絶大!でも、年齢を重ねると唇の悩みも増え、素敵な色を塗っても気持ちが上がらないことも。
そんなモヤモヤを克服しながらいまどき感も演出するリップ選びのコツを、ヘア&メイクアップアーティストのレイナさんに教えてもらいました。
今季はリップが大豊作! 新しい自分になる絶好のチャンス
ただ塗るだけで顔の印象が変わるリップメイクは、素敵世代にとっていちばん身近で頼りになる存在。でも昔に比べ、リップを塗った顔がピンとこない、と感じている人も多そうです。その原因をヘア&メイクアップアーティストのレイナさんに伺うと――
「ズバリ、唇のエイジングが原因です。まずは、薄く平坦になる、輪郭が曖昧になるなど形の変化。次に、血色感がなくなったり、色素沈着が起こったりする色の変化。さらに、縦ジワが目立つといった質感の変化。これらの変化をカバーするためには、ちょっとした工夫が必要です。といってもリップペンシルやティント、唇を膨らませて見せるプランプアイテムなどを活用するだけ。簡単なのでストレスはありません!」。
さらにもうひとつ、似合う色の変化もあるというレイナさん。
「肌や唇の色がくすむことによって、使い慣れた定番の色がしっくりこないことも。最近は、血色感に基づいた色設計をしたり、肌の色との調和を研究しているブランドもあり、同じ赤でもトーンやニュアンスのバリエーションが豊富です。固定観念に縛られずぜひ新しい色を試してみてほしい。
また色で冒険できない人は、マットな質感にもぜひチャレンジしてみて。最近のマットは内側にツヤをたたえ、潤いもキープでき、とても使いやすくなっています。この企画で紹介しているツヤマットがその代表例。一瞬で顔を明るく見せ、少ない投資で雰囲気が変わるリップを、もっと自由に楽しみましょう」
撮影/玉置順子〔t.cube〕 文/片岡えり
※素敵なあの人2024年7月号「\いまどき/質感と塗り方で悩みを解決するリップ大全」より
※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください。