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【60代エンタメ】小栗旬主演映画『フロントライン』はコロナ禍のはじまりを描いた重厚で人間味あふれる医療ドラマ

【ここにも注目!】一杯のお味噌汁のありがたさが染みる

映画『フロントライン』ダイヤモンド・プリンセス号クルーのアリッサ

今作を観ていると、船内にとどまることとなったダイヤモンド・プリンセス号のクルー達が感染リスクと戦いながらも乗客に食事を届け、さまざまな困りごとに対応していた状況がわかります。フィリピン人クルーのアリッサは乗客の不安を和らげようと笑顔で食事を届けるのですが、「今日はお味噌汁、ついてます」というセリフが印象的。長引く船内隔離生活に疲れる乗客に、少しでも温かい食べ物を届けたいという気持ちが伝わってきます。

映画『フロントライン』ダイヤモンド・プリンセス号クルーの羽鳥(森七菜)

フロントデスク・クルーの一人・羽鳥寛子を演じた森七菜さんは、外国人乗客と日本人医師たちの間に立って通訳を引き受け、どんな困難な状況でもタフに対応。医療や救助の専門チーム以外にも、こうしたクルーの支えがあってこそ、船内隔離の日々が成り立っていたことがわかります。

ここ数年の映画の中で、新型コロナウイルスの影響について触れている作品はありましたが、ここまで真正面から当時の出来事に取り組んだ映画は初めて。映画を観る側は誰しもコロナ禍を経験しており、それぞれ感じるところがあるはずです。ぜひ劇場でご覧ください。

作品情報

映画『フロントライン』ポスター

『フロントライン』
6月13日(金)全国公開

出演:小栗旬
松坂桃李 池松壮亮
森七菜 桜井ユキ
美村里江 吹越満 光石研 滝藤賢一
窪塚洋介
企画・脚本・プロデュース:増本淳
監督:関根光才

配給:ワーナー・ブラザース映画
©2025「フロントライン」製作委員会

https://wwws.warnerbros.co.jp/frontline/

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この記事を書いた人

富田夏子

ライター/映画ごはん研究家 富田夏子

エンタメ&フード分野が得意なライター歴20年の経験を活かし、「映画ごはん研究家」として “映画とごはんをつなぐメディア”をSNS上で運営。映画と食に関連する情報や体験をシェアしている。
雑誌やWEBへの映画レビュー連載歴は13年で、俳優や映画監督のインタビューを多数手がける。料理取材の試食は残さず食べる食いしん坊。

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