大人気モデル・富岡佳子さんの新連載がスタート!センスと経験に裏打ちされた富岡さんの〝好き〞には、私たちが参考にしたいヒントがたくさん詰まっています。初回は、ロングセラーブランドのTシャツとデニムにクローズアップ。
【今月のLOVE】カルバンクラインのTシャツ、デニム
〝好き〞を軸に選べば、心地いいおしゃれが楽しめる
昨年の夏、ふと立ち寄ったカルバン・クラインの路面店で、左胸に『ck』と小さなロゴ刺しゅうをあしらった白Tシャツに出合いました。清潔感を運ぶピュアなホワイトと、カジュアル過ぎないきれいめな素材感。そう、私の好みのど真ん中です。
さらには、首元をクリーンに見せてくれる太リブのクルーネックや、体のラインを拾わない程よいコンパクト感も大人向き。「これは!」と思い試着をしてみると、やはり理想の白Tそのものだったのです。悩んだ末、大き過ぎも小さ過ぎもしないSを購入。それが大正解! 昨夏はこの白Tと一緒に、自分らしいおしゃれを目一杯楽しむことができました。
今年は、もう少だけピッタリしたサイズを着こなしたくて、XSを2枚手に入れました。『90s ストレート』と名づけられた定番デニムも、オーセンティックなストレートシルエットが私好み。どちらも私が目指す、〝シンプル・イズ・ベスト〟なスタイルを作ってくれるマイ名品です。
素敵世代にとってカルバン・クラインは、〝2周目〟のブランド。昔、香水や下着を愛用していた人も少なくないはずです。カルバン・クラインが持つコンサバティブな魅力は、大人になったいまだからこそ安心して身を任せられる、普遍的な美しさへとつながります。
また、ブランドの真骨頂であるジェンダーレスなコンセプトは、いまの若者の心を摑んでいるとも聞きます。変わらない魅力といまどきの空気感。私がカルバン・クラインに惹かれた理由は、そのバランスにあるのかもしれません。
今月号から始まった、『What I Love』は、私がエッセンシャルだと思うものを紹介する連載です。流行からやってくるのではなく、好きを基準にして、自分の意思で選びにいく。きっと年齢を重ねれば重ねるほどその感覚が心地いいはず! 今年も、来年も、そして10年後も。
そんな長く愛せるモノやコトを、皆様と共有したいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします!
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