いつも素敵に見える人は、実はヘアスタイリングがとても上手。ほんのひと手間で、おしゃれ度がぐんとアップするプロのテクニックを、人気ヘア&メイクアップアーティスト・森ユキオさんに教えてもらいました。今回はロングヘア編です。
ロングヘアのヘアスタイリング
- 大塚弘子さん(59歳)
「自分で巻くと、ぐるんとした重い巻き髪になりがち。スタイリング剤で固めてベタベタ、ゴワゴワするのが苦手なのですが、カールが長もちせず、すぐに落ちてしまうのも悩みです」
髪にスプレーしてから縦に巻くと上手くいく
「ロングの人は髪を巻く前に全体をブローすると、巻きやすくなるし、ツヤ感もアップします。そして髪の1/2の長さから下に、固まり過ぎないスプレーを軽くつけてから巻くのがコツなんです。髪は熱が冷めるときに形がつくので、このひと手間でもちがよくなり、後から手櫛で崩せばいい感じのラフさが出ます。髪を縦に巻くのもポイント」と森さん。「今日は目から鱗なテクを知れて嬉しかったです。巻き髪というより毛先に動きをつける感覚が新しい!」と大塚さん。
スタイリングポイント
【1】目の細かいブラシでまずは髪をブロー
朝、いきなり髪を巻き始めるより、まずは猪毛や豚毛などのブラシでブローして毛の表面を滑らかに。そこから巻いたほうがきれいな動きを出しやすく、ツヤ感も増すのでおすすめです。
【2】巻き始める前にヘアスプレーをシュッ
ヘアスプレーをしてから髪を巻くとカールの持ちがアップ。特に今回は巻いた後にラフに崩したいので、固まり過ぎないやわらかい仕上がりのハードスプレーを髪から少し離して軽めにシュッ。
【3】アイロンを縦に巻いて昭和な巻き髪を卒業
床と平行に髪を巻くと、ぐるんとした重いカールに。長さの半分の位置で髪を少量挟み、カールアイロンを立てて縦に毛先まで巻いていくと、いまっぽいラフな動きがつけられます。
【4】最後にヘアオイルを毛先につけて完成!
手のひらにヘアオイルをのばし、巻いた部分を挟み込むようにつけ、毛先に束感とツヤをプラス。巻き髪というより動きのある毛先がおしゃれ。巻きが落ちてもニュアンス感が残って素敵です。