いつも素敵に見える人は、実はヘアスタイリングが上手です。ちょっとしたひと手間がおしゃれ印象を各段に上げてくれる、プロのテクを人気ヘア&メイクアップアーティスト・森ユキオさんに教えてもらいました。今回はミディアムヘア編です。
ミディアムヘアのヘアスタイリング
- 富永美樹さん(60 歳)
「最近、髪が細くなり乾燥が気になります。髪にクセがあるので、広がって毛先がパサついて見えないように、普段はカールアイロンで内側に巻き、まとまり感が出るようにしています」
毛先をラフにハネさせコンサバ感から脱出
「富永さんは髪が広がりやすく、いつもカールアイロンで内巻きにしてまとまりを作っているそうですが、少々コンサバな印象に。ストレートアイロンで髪の表面を落ち着かせながら、毛先は外ハネにクセをつけて、動きと束感を演出しました。ラフでカジュアルな印象になり、いまっぽさが出たと思います。仕上げにヘアオイルをつけてツヤをプラスすると乾燥も軽減できます」と森さん。「前髪にも抜け感が出ていい感じ!」と富永さんも気に入った様子です。
スタイリングポイント!
【1】クセのある人は前の晩に根元をしっかり乾燥
生乾きのままにすると、根元からうねって、髪全体にクセが出てしまうので、しっかりドライするのがマスト。その際に、根元を毛流れとは逆側に指で倒しながら乾かして、トップのボリュームをアップして。
【2】毛先から1/3をアイロンで外ハネに
ストレートアイロンで髪の表面を落ち着かせながら、毛先1/3を外ハネにスタイリングして動きを出します。少量ずつ髪を挟んで形作っていくのがポイント。コンサバになりがちな内巻きよりも、生き生きとした印象に!
【3】ハードスプレーでトップの膨らみをキープ
トップの髪を熊手のように指で摑んで、ハードタイプのスプレーでボリュームを固定。髪に長さがあると重みでペタンとつぶれやすいので、森さんも愛用する舞台用がおすすめ。前髪は指で摘んで束感と自然な流れを作ります。
【4】ヘアオイルで毛先1/3をしっとりコーティング
ヘアオイルを手に取り、指の間にも広げて、外ハネにした毛先1/3に手櫛で梳かすようにつけます。毛先が乾燥して見えると、清潔感がなくなるので、大事なひと手間です。