食事シーンは“消費されるもの”の象徴
食べ物や食事シーンも実はけっこう出てくるですが、美味しく楽しくいただく食事というよりは、どちらかというと暴飲暴食やルーズな生活を描くために登場しています。監督が食べ物についてあまり良い描き方をしていないのは、食べ物も女性も旬があり“消費されるもの”象徴としてとらえているためではないでしょうか。
写真は、レストランでエビを何尾も食べるテレビ・プロデューサー、ハーヴェイ。女性の価値を年齢で決めるような男性の象徴として、デニス・クエイドが嫌われ役をコミカルに演じています。
以上、『サブスタンス』の紹介でした。一体どんな作品だろう、と興味がわいた方、ぜひ劇場で衝撃体験をお楽しみください。
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