メルマガ

年を重ねて似合うもの 60代からの大人の装い 素敵なあの人Web

公開日:

【富岡佳子さんスペシャルインタビュー前編】「一度引退していたら、いまのポジションにはいられなかったと思います」

モデル歴37年。うち15年間も表紙モデルを務め、いまも大活躍の富岡佳子さん。爽やかな笑顔と抜群のスタイルやファッションセンスにファンも多く、インスタのフォロワー数は20万人以上。富岡さんのブレない軸と今の楽しみを伺いました。

お話を聞いたのは
モデル
富岡佳子さん
1969年生まれ。19歳でモデルデビュー。女性誌を中心にテレビや広告等で活躍。2025年春まで8年半にわたり『eclat』の表紙キャラクターを務めた。ファッションセンスには定評があり、大人の女性に支持されている。Instagram@yoshikotomioka

シャツ¥49,500、ノースリーブニット¥82,500/ともにトゥモローランド ビー(トゥモローランド 渋谷本店)、スカート¥53,900/エブール(リトルリーグ インク)、イヤーカフ¥27,300/トムウッド(トムウッド 青山店)、靴¥108,900/トッズ(トッズ・ジャパン)

人生を思いきり楽しみたいから興味のあることには、どんどん挑戦したい

求められることに全力で応え続けてきたからいまがある

19歳のときに声をかけられ、モデル業をスタート。以来、第一線で活躍し続けている富岡佳子さん。
「10代、20代向けの雑誌をやらせていただいたころは、結婚したら当然辞めるものだと思っていました。でも、ちょうど私が結婚&出産したころに、30代の子育て世代向けの雑誌が相次いで創刊したんです。気づけばおなかが目立つギリギリまで仕事をして、出産後も3か月で復帰することに。娘と一緒に誌面に出たり、私服を披露するたびに大きな反響をいただいて。求められるまま、等身大の自分で挑んでいたら自然と仕事がつながっていきました。世の中の意識や流れと、自分の人生が上手く重なったことも大きかったと思います。出産と娘の小学校受験時に少しお休みした以外は、ずっとモデルとして走り続けてきました」

いまでこそ出産後も女性が仕事を続けるのは当たり前。モデル業界も多くの女性たちが結婚&出産を経て、活躍しています。でも当時は続ける人はごく少数で、周囲の理解をあまり得られなかったとか。
「まだ未熟だった30代に、仕事と家事と育児が重なり、とにかく毎日が目まぐるしく、突然起こる出来事をこなすのが精一杯でした。それでもやり続けたから、いまがあるのだと思います」

40歳からの15年間は、カバーモデルとして、毎月のように女性誌の表紙を飾るなど活躍の場がさらに広がっていくことに。
「キャリアを止めずにやり続けてきたことで、表紙撮影のような緊張感のある場面でも、さまざまなリクエストに応えることができたのではないでしょうか。一度引退していたら、いまのポジションにはいられなかったと思います」

現在は、毎月表紙を飾っていた緊張感のある生活からいったん解き放たれ、好きな旅や登山を思いきり満喫していると笑います。
「旅は大好き。手つかずの自然に触れられるのが楽しく、最近は日本の島を巡っています。登山は自分でもこんなにハマるとは思っていませんでした。いまや高尾山に登頂するたびに、健康登山手帳にスタンプを押すのが楽しみに。ギターや英会話などの習い事もこっそり続けています。娘も社会人になり、これまで以上にフットワーク軽く、興味を持ったものに挑戦していきたいですね」

一方で仕事に対しては、キャリアを重ねても真摯な姿勢が変わることはない富岡さん。
「求められる限り、全力で応えていきたい。インプットをして日々の準備を怠らず、愚直にカメラの前に立ち続けられたらと思います」

この春、終わりと始まりをいくつか経験し、感じたことがあるとか。
「ファッションスタイルを中心にお見せしてきましたが、本来私が大切にしているのは衣食住のすべてです。いままで以上に、できるだけ日々を丁寧に過ごしたい。『素敵なあの人』の読者の皆様とともに楽しみながら、そんな私の姿もお届けできたら幸いです」

記事をシェア

  • X
  • facebook
  • line

この記事のキーワード

この記事を書いた人

「年を重ねて似合うもの 60代からの大人の装い」をテーマに、ファッション情報のほか、美容、健康、旅行、グルメなど60代女性に役立つ情報をお届けします!

記事一覧

  • Instagram
  • X
  • facebook
  • youtube

アイコン画像メルマガ