愛媛の郷土の味そのものである甘い麦みそ。低塩で栄養価に富んだみその魅力をもっと知りたくて、 「義農味噌株式会社」を訪ねました。
私たちが旅しました!
右/本誌編集長・神下敬子。おいしいもののためならどこまでも行く食いしん坊。
左/料理家・土屋由美さん。神奈川県葉山の自宅で料理教室や自宅カフェ「cafe manimani」 を運営。飲食店の料理監修でも活躍している。
お取り寄せの価値あり!体にやさしい麦のみそ
大麦の一種「はだか麦」から作る甘い麦みそも愛媛県の郷土の味です。みそは大きく米みそ、豆みそ、麦みそに分類され、国内で生産されている約8割が米みそ。麦みそはわずか3.8%です。「関東ではあまり見かけず、私も知ったのは7〜8年前です」と土屋さん。愛媛のみそメーカー「義農味噌株式会社」(以下、ギノーみそ)が作る麦みそ「伊予のみそ」との出合いは、意外な偶然だったといいます。
「私の料理教室にギノーみその社長の妹さんが通われていて、ある日、麦みそをくださったんです。クリーム色でさらりと甘く、知らずにいた自分に怒りを覚えたくらい(笑)おいしくて!毎日のおみそ汁はもちろん、唐揚げや生姜焼きの下味など、ちょっと甘みがほしいときにも重宝。砂糖よりヘルシーで、食材の旨みが引き立つのでもう手放せません」
昨年4月から「ギノーみそ」の公式アンバサダーとして、数ある商品を使ったレシピを紹介していますが、いちばんのお気に入りは基本の「伊予のみそ」。そのおいしさの理由を社長の田中正志さんに聞きました。
土屋さんおすすめの麦みそレシピは「ダントツで豚汁ですね。みその甘みが野菜によく合い、粕汁のような味わいです。さつまいもと、手に入れば松山の特産品“松山あげ” をいれると一層美味」
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