日々の暮らしに気負いなく使いたい 丈夫でおおらかな漆器
「SML」のスタッフにもファンが多い重箱。「小ぶでお節料理はもちろん、普段の器として一段ずつ使ってもいい。食卓が華やぎます。朱の漆器は下地に黒漆を施しており、経年変化も楽しみ」。
黒漆四方皿 W16×D16×H1.5㎝ 11,000円。一枚一枚異なる木の表情が手仕事の証。
錫黒丸皿Φ15×H3㎝ 11,000円は縁に蒔いた錫がシック。使うほど錫が金色から銀に変化するそう。下に敷いた鍚黒板はW42×D30×H1㎝ 38,500円。
木を刳り貫いた塗分丸盆はΦ27.5×H4.5㎝ 38,500円。見込みは朱、口縁と側面に黒漆が施され、鮮やかなコントラストに目を奪われます。
松㟢さんが漆を塗る台として使った板は宇野さんの私物。「幾層にも重なった漆がかっこよくて、店のディスプレイなどに使っています」
松﨑 修/1979年生まれ。父である木漆工芸家の松㟢 融氏に師事。現在は栃木県茂木町の工房で父子それぞれ作家活動を行っている。2025年3月29日(土)〜4月6日(日)、「工藝 器と道具 SML」で後藤竜太氏と二人展を開催予定。
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