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【60代ファッション】春だけのおしゃれの楽しみ!「素足に靴」でスタイリッシュな着こなしにするコツとは?【植草桂子の気分だけでも大人修行】

これまでのシニア層とはセンスも価値観も大きく異なるいまの60代。“新しい大人世代”としてどうありたいか、日々修行中のイラストレーター植草桂子さんのエッセイ。今回は「“素足に靴”を楽しむ」お話です。

気持ちがいい春の日は、“素足に靴”を楽しみたい!

ジャケットを羽織ったパンツスタイルに素足で靴を履く。雑誌でよく見かける素敵なコーディネート。でも実は羽織りものが必要な季節に素足のまま靴を履くのは、なかなか覚悟がいる。

だって足首が寒いんだもの。この年になったら体は冷やしたくないし、だからと言ってパンツにストッキングは好みじゃない。

でも春はほんのいっとき、“素足に靴”が気持ちいい日がやってくる。夏のサンダルの解放感とは、ちょっと違う季節を楽しむ感じ。オープントップの車で風に吹かれるような心地よさと似ているかも。身も心も軽くなって、なんだか楽しくなれる。やっぱり春って素敵な季節。

ただし、私には問題がある。細い足首を持ち合わせていないうえ、足幅がEEサイズ。素足の足元に、雑誌のような素敵感が生まれない。これは作り直せるものではないのが残念。しかし、60年以上生きたおかげで工夫することは覚えた。

カジュアルな靴はワンサイズ大きめを選んで、インソールを入れて履く。これでちょっと足が華奢に見える。シンプルなパンプスも、つま先と履き口の形でかなり印象が変わるので、自分の足幅が広く見えないものを選ぶ。

まぁこういった感じで、どうにか頑張って“素足に靴”の春を満喫することにする。だってね、足が短かろうが、年を取ろうが、おしゃれはしたいんだから!

ああ、早く暖かくならないかな。

イラスト・文/植草桂子
※素敵なあの人2025年4月号「植草桂子の気分だけでも大人修行 vol.18」より
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

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この記事を書いた人

植草桂子さん

イラストレーター 植草桂子さん

主に暮らしまわりのイラストエッセイを女性向けに展開。近茶流で日本料理を10年習った経験から、最近では茶懐石や食のイベントも手がけている。ライフワークとして介助犬育成のボランティアとしても活動。

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