予防法【5】 魚介類や大豆類を積極的にとる
LDLコレステロール値が高いと動脈硬化を起こし、脳梗塞や心筋梗塞につながることも。また、血管性認知症のリスクも高まるため、コレステロールが高くない食生活を心がける必要があります。「おすすめは魚介や大豆製品をとること。魚卵やレバーなどコレステロールが高い食品は、とり過ぎないように注意しましょう」
予防法【6】肥満にならないよう気をつける
肥満の指標であるBMIが25以上だと、すべての生活習慣病のリスクを上げるだけでなく、あらゆるタイプの認知症リスクが1.3倍 に。一方、体重を2kg減らしたら認知機能が改善したという研究結果もあります。「女性は更年期以降に女性ホルモンの分泌が低下し筋肉が落ちやすくなります。同じ生活でも太りやすくなるので注意が必要です」
予防法【7】夢中になれることを見つける
夢中になれることがある人は、脳が老化しにくいもの。ひとりで楽しむのもいいですが、趣味のサークルなどに入れば、会話をする機会も増えてより脳が活性化されます。「趣味を通して仲間が増えれば、楽しく続けられるし社会的孤立を防ぐこともできます。推し活はもちろん、囲碁や将棋など人と対戦するような趣味もおすすめです」
イラスト/カツヤマケイコ 文/酒井明子
※素敵なあの人2025年2月号「いまは予防もできる時代です 認知症治療最前線」より
※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。
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