メルマガ

年を重ねて似合うもの 60代からの大人の装い 素敵なあの人Web

素敵なあの人 2025年4月号

素敵なあの人 最新号

2025年4月号

2025年2月15日(土)
特別定価:1690円
表紙:黒田知永子

素敵なあの人 2025年4月号

公開日:

【60代ヘルスケア】アルツハイマー型認知症の新薬も!治療の最前線が知りたい!

以前から話題になっているアルツハイマー型認知症治療薬のレカネマブに続き、新しい薬・ドナネマブが承認され、公的医療保険の適用対象になりました。どのような薬なのでしょうか? どんな人が使えるのか、進行は止められるのか、アルツハイマー研究の第一人者新井平伊先生にお話を聞きました。

アルツハイマー型認知症の進行抑制が期待できる新薬

アルツハイマー病を原因とした、軽度認知障害や認知症初期の進行を緩やかにする新薬が承認され、注目されています。

「新薬『ドナネマブ』は、アルツハイマー型認知症の原因とされる、脳内で作られるたんぱく質の一種・アミロイドβを除去する薬です。点滴で月に一度投与する薬で、投与時間は1回30分程度。昨年承認された『レカネマブ』は月2回の点滴投与なので頻度が減り、患者さんの負担が少なくなります」(新井先生)

認知症の中期・末期は投与対象外になるため、早い段階で軽度認知障害や認知症を発見し、できるだけ早く治療を開始することが大切です。

新薬「ドナネマブ」とは?

  • 認知症の進行抑制が期待できる薬
  • 2023年に承認された「レカネマブ」より投薬頻度が少ない
  • 月に一度点滴で投薬

新薬を使えるのはこの段階!

■軽度認知障害

まだ進行予防が可能で日常生活もスムーズ

いままでと比べて、もの忘れやものごとの段取りの悪さがみられます。しかし、日常生活に支障が出るほどではないため、老化と捉えられがちで早期発見しづらく、治療の機会を逃してしまうこともあります。

■認知症初期

日常生活に支障をきたす行動が増加

同じものを何度も買う、料理の味が異常に濃くなるなど、日常生活に支障が出るような症状が表面化。記憶だけでなく見当識障害(年月日や時間、季節などを間違える)、判断力低下、電気製品の操作が苦手になるなどの症状が見られます。

認知症予防

記事をシェア

  • X
  • facebook
  • line

この記事のキーワード

教えてくれたのは

新井平伊先生

アルツクリニック東京院長、公益財団法人認知症予防財団会長 新井平伊先生

アルツハイマー研究の第一人者。2009年の『Journal of Alzheimer's Disease』によるアルツハイマー病の論文数世界トップ100で38位に選出された。認知症に関する著書多数。モットーは「認知症になっても人生おわりじゃない」。

記事一覧

この記事を書いた人

「年を重ねて似合うもの 60代からの大人の装い」をテーマに、ファッション情報のほか、美容、健康、旅行、グルメなど60代女性に役立つ情報をお届けします!

記事一覧

  • Instagram
  • X
  • facebook
  • youtube

アイコン画像メルマガ