老化と認知症はなにが違うの?
老化によるもの忘れはいわゆる“度忘れ”で、言われれば思い出すことができます。それに対して認知症の場合は言われても思い出せず、進行すると食事をしたことや家電の使い方がわからないなど、行為に関わることも思い出せなくなります。
老化のもの忘れ
- 度忘れする
- 忘れていたという自覚がある
- 忘れていたことを思い出せる
認知症
- 忘れていたことを思い出せない
- ものごとの手順や段取りを忘れる
- 計算ができなくなる
2040年には65歳以上の7人に1人が認知症に⁉
厚生労働省の研究班によると、2040年には高齢者の約15%、約7人に1人が認知症になると推計されています。また、もの忘れなどの症状はあるものの生活に支障がなく、認知症と診断されるまでに至らない「軽度認知障害」の人は、612万8000人にのぼるとされています。
文/酒井明子
※素敵なあの人2025年2月号「いまは予防もできる時代です 認知症治療最前線」より
※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。
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