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年を重ねて似合うもの 60代からの大人の装い 素敵なあの人Web

素敵なあの人 2025年3月号

素敵なあの人 最新号

2025年3月号

2025年1月16日(木)発売
特別定価:1580円
表紙:結城アンナ

素敵なあの人 2025年3月号

公開日:

【60代ヘルスケア】「もしかして睡眠時無呼吸症候群(SAS)かも」と思ったらどうしたらいい?SASの検査と治療の流れを知っておきましょう!

【3】治療

重症度や希望によって治療法を選択し決定

SASと診断されたら、すぐに治療を行うことが大切。治療法は重症度や希望によって決定していきます。「生活改善で軽減するものもありますが、基本的には対処療法のため、決めた治療法をずっと続けていくことになります」

CPAPをつけたいびき治療

CPAP

寝ている間、装置から気道に空気を送り込んで圧力をかけて気道を開き、無呼吸を防ぐ治療法。世界でもっとも行われているSASの治療法で、効果が高いのに副作用が少ないのが特徴です。中等症以上の人におすすめ。

体位治療
寝ている間に仰向けにならないように、横向きで寝る治療。抱き枕や横向き姿勢になる枕などを使います。横向きで寝ることで舌がのどの奥に落ちず、SASを軽減することができます。軽症の人に向いています。

マウスピース
中等症以下の人におすすめの治療法。睡眠中にマウスピースで下あごを前方に固定し、舌の根っこを上げることで、空気の通り道を開く方法です。SASと診断された場合は、保険適用で作ることができます。

生活習慣改善
肥満が原因の場合は、痩せることでSASの症状を軽減させることが期待できます。筋肉を緩めて気道閉塞につながりがちな深酒や睡眠薬の服用をやめると、SASの改善に役立つことも。減酒は睡眠の質を高めることにもつながります。

手術
気道を広げてSASを軽減させる手術もありますが、咽頭手術でのレーザー治療は保険適用が難しいことも。手術適応条件もあごが小さくなく扁桃腺が大きいなど、手術をすることで効果が出る人が限られ、体への負担もあります。

イラスト/植松しんこ 文/酒井明子

※素敵なあの人2025年1月号「そのいびき、もしかしたら危険化も? 60代女性こそ気をつけたい睡眠時無呼吸症候群(SAS)」より
※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

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教えてくれたのは

Dクリニック東京ウェルネスの睡眠・SAS外来の睡眠センター長。日本睡眠学会専門医。日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会耳鼻咽喉科専門医の経験を元に、睡眠の悩みと向き合う。クリニックではSASのオンライン診断も実施。

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「年を重ねて似合うもの 60代からの大人の装い」をテーマに、ファッション情報のほか、美容、健康、旅行、グルメなど60代女性に役立つ情報をお届けします!

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