内科の健康診断と同じように、目の検診も定期的に受けるのがおすすめです。検査を受ける頻度や、どのような検査をするのかについて、筑波大学眼科教授の大鹿哲郎先生におうかがいしました。ちょっとした違和感をそのままにしたり、自覚症状がないからと油断したりしないよう、普段から気をつけましょう!
不調がなくても3〜5年に一度は目の定期検診を
60代の素敵世代の目は、少しずつ機能低下が起き始めています。不調は年齢や老眼のせいだと決めつけず、なにかあればすぐに病院で相談することが大切です。
「目がかすんだり見え方に違和感があったりしても、そのままにしてしまう人も多いと思います。しかし、たいしたことはないと思った症状も、実は目の病気のサインかもしれません。自己判断せずに、病院できちんと検査するようにしましょう」
例えば蚊が目の前で飛んでいるように見える飛蚊症は、ほとんどの場合は問題ありませんが、大きな病気の症状である可能性もあります。大鹿先生によると、特に異常がない人でも、3〜5年に一度は眼科で定検診をしたほうがいいのだとか。
「大きな不調がないのに眼科に行きづらいかもしれませんが、ちょっと違和感があることを相談したり、定期検診をしたいと伝えたりすれば、医師が適切な検査をしてくれます。普段使っているメガネとお薬手帳を持参し、わかる範囲で家族の既往歴などを医師に伝えていただけると、診断がしやすくなります」
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