シミをメイクで隠そうとすればするほどファンデーションは厚塗りになり、老けて見えることはわかっているけれど、しっかりカバーしたいというのが本音。でも、「しっかりカバーする必要はない」という山本浩未さん。
薄づきなのにシミが気にならなくなる、いまどきのカバー術を伝授します!
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心に影を落とす大きなシミさえ上手く消せれば自分も他人も小さなアラは気にならなくなる!
大人になればシミのひとつやふたつ、誰の肌にだってあるもの。でもいまは躍起になって隠す必要はない、と山本浩未さん。
「なぜなら、いまどきのファンデーションはものすごく進化しているから。ナチュラルに、肌全体のトーンも質感も整えて〝美肌見せ〟してくれるんです。メイク後の肌をよーく見ると、シミが隠しきれずに透けていたりするんですが、そのくらいが自然でちょうどいい。少々シミがあっても肌全体がきれいだから気にならない、そういうレベルにまでもっていってくれます」
とはいえ、鏡を見るたび視線がそこに留まってしまう存在感のあるシミに悩んでいるなら、コンシーラーの出番です。厚塗り感を出さずに濃いシミを隠すテクニックを教えてもらいました。
「コンシーラーはオレンジ系の色が入ったパレットを選びましましょう。ベージュのコンシーラーは相当厚く塗らないと濃いシミは隠せませんが、オレンジ色を混ぜて塗ると補色の効果でかなり目立ちにくくなるんです」
そして塗るときは、指ではなくブラシ使いをおすすめします。
「コンシーラーはカバー力がある分、かたいんです。肌にフィットさせるには、よ〜く練り練りしてやわらかくしてから、ポンッと置くように肌にのせると上手くいきます。そういったワザも、ブラシを使うと難なくこなせるので、筆先が大きめのブラシを1本用意すると便利」
ただし、コンシーラーの塗り過ぎには注意!
「範囲が大きくなると、やっぱり厚塗りの印象が出てしまいます。腕1本分離れたところから鏡を見て気にならなければ少々のアラはOK。濃いシミが消えると、そんな大らかな気持ちになれますよ。肌に自信をもって笑顔で過ごしましょう!」
目立つシミ「だけ」平筆ブラシでカバーするほうが断然いまどきの肌に!
コンシーラーあり
濃いシミを3割カバーしただけで美肌印象に
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コンシーラーなし
濃淡のシミがあり横顔が暗い印象