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年を重ねて似合うもの 60代からの大人の装い 素敵なあの人Web

素敵なあの人 2025年3月号

素敵なあの人 最新号

2025年3月号

2025年1月16日(木)発売
特別定価:1580円
表紙:結城アンナ

素敵なあの人 2025年3月号

公開日:

【60代ヘルスケア】「目が疲れる」「乾燥する」「ゴロゴロする」のはもしかしたら目の機能が低下しているかも?年齢とともに起きやすい目の変化をチェック!

生活習慣病の予防に気を使っても、目の健康のことは二の次になっていませんか? 目の機能が低下すると、単に見えにくくなるだけではなく健康寿命に影響を及ぼしてしまうことも。いますぐ正しい知識を身につけ、対策をしましょう!

加齢や生活習慣の影響で年々、目の機能は低下していきます

アイフレイル

アイフレイルとは、加齢に伴い目の機能が低下すること。年齢を重ねると体力や筋力が衰えたり、認知機能も低下しやすくなりますが、目にも同じようなことが起こります。

「若いときは健康だった目も40代半ばごろから老眼が始まり、見えにくい、目がかすむなど、徐々に機能が低下していきます。アイフレイルの原因は加齢に伴う変化のほか、緑内障などの病気や生活習慣などいくつかあります。

そのなかでもいま多い原因は、デジタル機器の使い過ぎです。昔よりスマホやタブレットを見る時間が増え、寝る直前まで強い光の刺激を浴びながら細かい文字を見る機会が多くなりました。これにより、目への負担が大きくなったことで、目の機能が衰えやすくなっています」と筑波大学教授の大鹿哲郎先生は話します。

そのほかにもアイフレイルの原因と考えられているのが、ドライアイ。最近ではどこでも空調設備が整っており、エアコンの風を浴びることが多く目が乾きやすくなっています。ドライアイは目疲れも引き起こしますが、“いつものこと”“休めば治る”と甘く考えて放っておくのは危険。

「たかが目の不調と考えがちですが、そのままにしておくと目だけにとどまらず、肩こりや自律神経失調症など体や心の不調にもつながることもあります。

また、目の機能が衰えることで外出しづらくなったり、自立した生活が送れなくなったりすると、日常生活が制限されてしまいます。その結果、健康寿命を縮めることにもなりかねません。そうならないよう、いまからしっかり対策をして、目の機能を維持できるよう日頃から気をつけましょう」

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教えてくれたのは

大鹿哲郎先生

筑波大学眼科教授 大鹿哲郎先生

東京大学医学部卒業後、同大学の講師、助教授などを経て、2002年より筑波大学眼科教授。2017年より日本角膜学会理事永、日本眼科学会理事長、2019年より日本眼科AI学会理事長、2023年よりアジア太平洋眼科学会(APAO)President-Electを務める。

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