美容賢者13名と編集部2名が、2024年に発売したスキンケア、メイクアップ、ヘアケアの各カテゴリーごとに1~3位までを選出し、1位3点、2位2点、3位1点で集計した、ベストコスメを発表! 今回はスキンケア編です。毎年進化を重ねるスキンケアだけど、特にジャンプアップ感が凄かったのが今年。サイエンスが導く圧倒的手応えを味わえば、「もうエイジングは怖くない」と思えるはず。
目次
スキンケア編は入江信子さんが解説!
ケアの狙い目は加速度的に進化を続ける美容液
「今年はスキンケアの当たり年。コスメの進化を体感したいならいま!と言いたいほど!」と話す入江信子さん。各ブランドとも、研究成果を盛り込んだ、新名品を送り出していますが、特に進化が目覚ましいのが美容液。「注目したいのは、基底膜ケア。表皮と真皮の境目にある、肌の司令塔=基底膜の機能を高めて、肌を再生しようという発想で、エリクシールなどに取り入れられています。
また、ここ何年か『老化細胞』への注目度も上昇中。肌細胞が老化すると、まわりの健康な細胞にも悪影響を与え、エイジングが加速するからそこを抑えるという考え方で、クレ・ド・ポー ボーテなど、多くの製品に応用されています」。
そのほかにも幹細胞に着目したもの、美容医療にヒントを得たものなど百花繚乱。「いずれにしても今年の美容液は『早い、広い』が合言葉。まず手応えの初動がスピーディ=早い。そして同時多発的な悩みのそれぞれに対処するのではなく、老化の大もとに働きかけ、悩みを幅広く解消する=広い。この傾向は、素敵世代にとって朗報です」。
では、化粧水などの日常的ケアは?「エスティ ローダーの化粧水やソフィーナiPのクリームなど、肌が潤いを保つ仕組みを根本的に鍛える製品が目立ちます。そして、エストの化粧水のように美容液的な働きをするものも目白押し。毎日のお手入れで老化を緩やかにできる期待感があります。愛用中のケアがある人も、新製品を取り入れるほうがお得。肌が変わるワクワク感を味わってみてください」
クレンジング洗顔部門1位/23点
FAS ザ クリア クレンジングジェル
くすみ、ゴワつきを取り去りもっちり肌に
穏やかなピーリング作用がある京都産発酵はちみつエキス、肌に多面的に働きかける黒米発酵液といった、独自の成分満載。洗うことでゴワつきやくすみをオフし、もっちりとした肌に。オイルフリーでダブル洗顔不要。180㎖ ¥5,940/シロク
- 美容家、美・ファイン研究所主宰小林ひろ美さん
メイク落としとマイルドピーリングが同時にできるので、ターンオーバーが滞りがちな大人肌にぴったり
- ビューティービジネスプロデューサー曽田啓子さん
なめらかにのび広がるジェルテクスチャーと癒やされる香りが心地いい。保湿もばっちり